【バットディテクターの製作6】 「HE3」 2005年3月

バットデテクターの製作もまもなく3シーズン目となります。

ラジカセを組替えることで高感度、広帯域(15KHz〜140KHz/190KHz)なバットディテクターができます。
こうもりの声がディテクとできたらREC釦を押すだけで即座に録音が出来ます。

    眠っていたラジカセを整備してバットディテクターに組替え(2005年3月)            ラジカセ式ヘテロダイン式バットディテクターの回路構成
            


ラジカセ式BDのレシピ
材料

  ラジカセ
    BD化するラジカセは以下を参考に選びます。
    但しBD化したラジカセはメーカーのサービスが受けられなくなることがあるので注意してください。
    古いラジカセをBD化する場合は事前にメーカーで消耗部品の交換や整備を受けておくと良いかと思います。
    (1)ダイアルがメカ式であること(アナログ式チューナー) 
       オートチューニング式やデジタル式はBD化できない。
       操作のし易いダイアルのものを選ぶ。

    (2)AMチューナーの受信が良好なこと
       感度が高いこと、感度が高いラジオはBDとしても高感度となる。
       選択度が高いこと(チューニングした音源以外の周波数を拾いにくく出来る)。

    (3)カセットTCが良好に録音・再生出来ること
       受信中のAM放送が録音できること。

    (4)比較的小型のものを選ぶ 
       大型の方が音質的には良い場合が多いが、小型の方が持ち運び易い。
       使用する人の体力に合わせて選ぶ。


  ワイドバンドELマイク(*)
    ショートホーン付エレクトレットマイクロホン、音声帯域から超音波領域まで感度があります。
    ホーンは樹脂(ジュラコン)を旋盤加工してあります。指向特製と感度UPに有効です。

  プリアンプ(*)
    超音波用プリアンプ(15KHz〜140KHz/ 200KHz)

  2ndローカルオシレター(LOC-2)(*)
    シンプル無調整タイプ、イメージの発生を防ぐためサイン波発振器としました。

  1stローカルオシレター(LOC-1)周波数レンジ変更部品(*)
    AM放送受信用周波数をBD用に調整する部品

  その他(雑材料)

          注:(*)印はオリジナルキット

作り方
  作り方は”【バットデぃテクターの製作5】のAMラジオのバットディテクターに組替え”と同じようにします。
  
調整
  LOC-2を無調整型にしたので調整は受信周波数範囲の調整を先にします。
  (AMラジオのトラッキング調整が出来る人ならば難しいことはありません。)
  調整用に15KHz〜200KHz位まで可変出来る超音波音源が必要です。
  受信周波数範囲の調整が出来たら念のためIFTを微調して最高感度になるようにします。
  超音波音源を可変してダイアル目盛シールを作り貼り付ければ完成です。


試作バットーデテクターの性能は?

  周波数レンジ
     試作品は15KHz〜190KHzでテスト中                      

     ショートホーン付のワイドバンドELマイク            ダイアル目盛シール
        
  
  感度(目標)
     アブラコウモリで30mから40mを期待?。
     BDチェッカーでのテスト結果は良好です。

     シーズンオフ中のためフィールドテスト(4月)待ち!!。 


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