身の回りにも超音波が一杯出ています
日常生活空間で発生している超音波や妨害信号の例を紹介します。
室内外でバットディテクターを操作すると何ヶ所かで“ピー”とか“ザー”等の音がディテクトされます.
テレビ受像機(地上波・ブラウン管式) : 15.73kHz 地デジ放送の開始によって利用できなくなりました、残念です!!。
PCのディスプレイ :31.5 kHz〜100 kHz以上 (解像度によって周波数が変わる)
グラフィックボードの説明書で解像度と水平同期周波数の関係をご覧下さい。
LCDモニターに置き変わりこちらも利用できなりつつあります。
時計(水晶発振子内蔵のもの) : 32.768kHz クロック付きラジオ、目覚まし時計など、パワーが小さいの近づけても検知しない場合もある。
その他周波数はまちまちですが、まれにエアコン、電話など思わぬところから超音波が出ている場合もあります。
Aおおよその周波数が機器付属の説明書で解るもの
電子蚊避け器、電子ネズミ避け器等:@程正確ではないが多くは一定周波数で発振しているものが多い。
注)@,Aは基本周波数の他に2倍、3倍の周波数も出ている場合があります。
前もって調べておくとこれらを動作確認用の信号として使用できます。
B周波数に巾があるもの・周波数が変化するもの
ストロボフラッシュ:昇圧回路の高周波トランスから超音波が出る場合もあります。
超音波洗浄器、加湿器:単一の周波数とならない場合がある、内部の振動子は一定周波数で振動していると思われるが、
水中の泡からも超音波が出ているからでしょうか。
指 :指どうしを擦り合わせると音がします。50 kHz以下の割と広い範囲で出ます。
バットディテクターの動作チェック法として最も簡単な方法です。
鍵束 :振動で擦れる音、50 kHz以下の割と広い範囲で出ます(チャラちゃら音)。
樹脂フイルム:レジ袋,ビニール袋をガシャがしゃすると出ます。50 kHz以下の割と広い範囲で出ます。
その他 :枯れ草を踏む、草や木の葉を手で撫ぜる、風でこすれる草の葉。
虫の声 :可聴音〜20kHz〜30kHz(倍音成分を拾っているのかもしれません)。
水 :水の流れが速い所(水道の蛇口等)や水が落ちる所や流れが乱れる時。
車、バイク :タイヤの摩擦音、特にカーブの所。
何十台に一台ですがエンジンから摩擦音と思われる音がする場合があります。
ベアリングの不良やオイル切れでしょうか。
【超音波以外の信号からの妨害】
超音波以外にもバットディテクターが反応することがあります。
ラジオ、テレビ:電界強度が強い所ではラジオやテレビの音声が入ることがあるかも知れません。
これは電波が直接バットディテクターの回路に飛び込んで検波されてしまうからです。
電子機器 :超音波でなく電子機器からの電磁波が直接バットディテクターの回路に飛び込んで検波されてしまう場合があります。
インバータやコンバーター式の電源を内蔵している機器からは超音波も出ているかも知れません。