テルミンが解る一口メモ集 2011.5.2 〜 2011.7.17
・これまでに得たノウハウ、備忘録として残したい事などをtwitterで不定期に一言づつつぶやきます。
・ある程度まとまったら項目で分類して整理しようかと考えています。
P:5.寒暖による ethewave teremin のゼロポイントのズレについて
今回は特大号となりました。
◎ 寒暖による ethewave teremin
のゼロポイントのズレ
季節によって ethewave teremin のゼロポイントが大きくずれてしまい極端な場合はPITCHツマミでは調整ができなくなりなった。
もっとひどい場合はゼロポイントが現れない。
mixiとかfacebookで等と言う話題が出る事があります。
カバーを開けてコイルを調整すれば使い易いポイントに調整できますがカバーを開けてまではやりたくないという方も多いようです。
夏用、冬用その他用と3台も持っている方もみえます。
そこで私の ethewave teremin を出してきて様子を見ました。
このテルミンは春先に知人にお貸しするために調整してその後は使用していません。
なんとゼロポイントが現れません、2m以上離れても低い音が出ています。
カバーを開けたら調度良い状態になりました。
そこでこのような時はカバーを開けたまま演奏するのは如何でしょうか?。
今日は今流行のクールビズ・テルミンで演奏します。とか、
今日は中身を見えるようにして演奏します、興味のある方は後で前に来てご覧下さい。
等と言って演奏されては。
それは絶対やりたくないと言われる方に簡単な方法を御披露します。
カバーを開けなくても良く、3台購入する必要ありません。
私の ethewave teremin のピッチアンテナは9.5Φで長さは450mmあります。
このアンテナの長さを10mm切って440mmとすると、1m以上離れてもゼロポイントが現れない状態だったのが調度良い状態になりました。
アンテナのパイプは100円ショップで打っているパイプカッターできれいにカットできます。
大小2本のアンテナがあれば夏m冬もOKとなります。
もう一つオマケの情報です。
切り過ぎてしまったらどうしようなどと言う心配は全くありません。
その場合はアンテナの根元に小さい目玉クリップの羽をお客さん側に向けて挟めば良いのです。
羽を演奏者側に向けると演奏特性が手の高さによって変わりますので弾きにくくなります。
目玉クリップを止める高さを上にするとゼロポイントは更に長くなるので適当な位置で止めれば良いのです。
この手は冬場にも使えます。
ゼロポイントが短すぎる時に目玉クリップの位置を調整すればゼロポイントを長くする事ができます。
もっと長くしたいときは目玉クリップを大きい物に取り換えます。
お困りの方はお試し下さい。
◎ 寒暖による ethewave teremin
のゼロポイントのズレを緩和する実験を計画中
しかし上記の方法はあくまでも応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
そこでこの春取得したエルミンの回路に関するPATの回路を ethewave teremin に組み込む実験をしようとしています。
弾きもしないのに、ethewave teremin を出して来たのはそのための準備なのです。
ねらい通りの結果が得られましたらレポートします。
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P:4.ピッチ用の二つの発振回路の周波数調整範囲はなるべく変化範囲を狭くすべし。
一般に可変容量コンデンサーは固定型よりも温度特性が良くない。
P:3.テルミンのピッチ用のLC発振回路には温度係数の小さい部品を使用すべし。
汎用セラコンの使用は厳禁!、温特用から選ぶべし。
P:2.ピッチ用の二つの発振回路は全く同じ回路にすると温度変化によるピッチ変化を少なくできる。
回路図上では同じであっても可変部品の設定値が同じでない時は温度特性は同じにならない。
上の2項を完全に満たすことが重要である。
P:1.どのテルミンでもゼロポイントの距離を変えると弾き易さ(各オクターブで音程差一度を得る距離の均等性)も変化しています。
二つの発振回路の周波数を平行移動させると調整可能です。
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