53:テルミンの音色を変える実験−1(ヘテロダインの音色を変える) 2013.11.5-26 - 2013.11.26
(注)編集中に付加筆、訂正があるかも知れません。
アナログ式テルミンではヘテロダインで得られた音色は中音域から高音域ではほぼ正弦波状となります。
低音域では引き込み現象が強く働くため引きつった波形となるため歪んだ音となります。
古典的なテルミンの場合特別な音色加工回路はないですが素子の歪特性や干渉が働き固有の音色となるようです。
音色を変えるためあるテルミンの場合はトランスコンダクタンスアンプで歪を発生させ音色を変化させています。
低音域では引き込み現象による引きつった波形の影響の方が強く出ています。
簡易的にはアンプで飽和させたりダイオードで歪ませる方法もあります。
今回の実験では独立した音色加工回路は追加しないでmixer回路そのもので音色を変化させる方法(*1)を改良しました。
*1:テルミンに関する小ネタ集−24
*1では4ヶのVRを調整するため回路動作を理解している人でもオシロで波形を見ながらでないと調整が困難でした。
改良型では波形変化が少し減りますがVR1ヶで調整できるようになります。
回路動作を知らない人でも音を聞きながら適当に合わせれば使用できます。
参考回路図 *1をご覧下さい。
参*1の色波形
今回の音色波形(準備中)上の写真より変化範囲が少なくなります。
*1では4つのつまみを調整する必要がありましたが今回の回路ではTONEつまみを回すと連続的に音色が変化します。
(回路的には2連VRでゲートバイアス電圧を可変します。)
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