【バットディテクターの製作1】 「HE1b」 2003.8

どうせ作るならば超簡易型ではなく、なるべく高感度、ローノイズ(高感度の割には)、変換するにしても極力原音の雰囲気が感じられる音にしたいなどにこだわったつもりで、押さえるべき基本の手を抜かない物をと考えました。

1号機は周波数変換方式(ダイレクトコンバージョン式)でバットディテクターの製作をしました。
(一般的にはこの方式もヘテロダイン式と総称されているようです。)


高感度化とローノイズ化

(1)プリプリアンプとプリアンプ
超音波マイクにセラミック型を使用するので入力アンプは高インピーダンスでローノイズでなければなりません。
プリプリアンプはローノイズFETの1段アンプとし超音波マイクの直下に配置しました。
プリアンプはローノイズマイクアンプ用のOPアンプで2段構成としました。

(2)
ローカルオシレター
ローカルオシレターのdutyは正確に50%としたいので
CD4047による発振回路としました。
マルチバイブレータモードの発振回路出力がFFで1/2分周されるので、dutyが50%となり目標をクリアーできました。

(3)
周波数変換回路
DBMのICが入手出来なかったのでDBM(ダブルバランスミキサー)風の回路をローノイズトランジスタで構成しました。

新たにNJRより昨年DBMのICが発売された情報は入手していますが、一般には流通していないようです。
サンプル品を入手された方がweb上で話題にされている状況なので当面は上記のようにトランジスタで代用することにしました。

(4)
ローパスフィルター
ローパスフィルターもOPアンプによるチェビシェフ4次ローパスフィルターでキャリアリークゼロを目指しました。

(5)
超音波マイクロホンの取り付け
マイクをユニット化し、複数のマイクの感度試験がし易いように,マイクをXLR3Pプラグに緩衝材で浮かせて固定することで歩きながらの使用や、ケースの振動音を防ぐことが出来ました。
マイクをユニットの脱着出来るようケース側にはXLR3Pレセプタクルを取り付けました。

高感度になったため室内で動作させると、PCや蛍光灯、電気製品やそのコードにマイクを向けた時に大きなノイズが入ってしまいます、そこでマイクより一回り太い金属製のパイプ上のシールドカバーが必要になってきました。


目下毎夜、怪しいおじさんスタイルで評価試験を繰り返しています。
後はプリント基板とケースを作ればキット化が出来そうなレベルに達しました。


BD・バットディテクター1号機のサンプル音 (MP3 41Kb)

梅雨に入ってから試作1号機のテストが出来るようになりましたが雨が続いてはテストが出来ないので、BDチェッカー(バットディテクター・チェッカー)を作ってテストを始めました。

BDチェッカーがあれば、お天気に関係なくしかも、夜を待たず昼間でもBDのテストが出来重宝をしています。